地下牢

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[3日目]

<第43章>

 僕は、地下室で目覚めた。
 ふと時計を見ると、午前9時。
 僕は慌てそうになったが、よく考えれば、今日は日曜日。
 僕は真帆ちゃんの方を見ると、再びセックスをした。
「‥‥んんっ‥‥‥」
 真帆ちゃんは、感じながら、目覚めていた。
 

<第44章>

 僕は、彼女に下着だけを着せた。
「‥‥‥上着は?」
 そう問う彼女に、僕は言った。
「‥‥たまには、奴隷のような姿で暮らせ。」
 

<第45章>

 しかし、その理由は、他にもあった。
 そろそろ、服が、ネタ切れなのだ。
 下着の方は、スーパーで買えるが、他の服は、そうはいかない。
 買いに行かなければならなかった。

 僕は、真帆ちゃんに「買い物に行ってくる」と言うと、買い物に出かけた。
 

<真帆:15>

‥‥‥はあっ、はあっ、はぁ、はぁっ‥‥
 私は、手でオナニーしていた。
 以前は、絶対に朝からしなかった行為だ。
 それが、こんな朝っぱらからやっている。
 せっかくの下着に、私の淫らな液が染みる。
‥‥‥お仕置きされちゃうかなぁ‥‥‥
 昨日お風呂でされたお仕置き。結構きつかった。
 中途半端に感じて、イきたくてもイくには足りなくて、イけなくて‥‥‥
 今は、幸福だ。感じられて。
 今、自分でも、完全にエッチ好きな女の子になっていると自覚している。
 なにしろ、朝からこんなことをしているのだ。
 しかも、異常にあそこがさみしい。
 ヤりたいのだ、きっと。彼と。
 そういえば、今、彼以外の男の子が入ってきて、強姦されたらどうだろう?
 嫌だ。こんな身体になってしまっていても、嫌だ。
‥‥‥どうして?
 私の心の中に、何か決定的な考えが浮かんだみたいだったが、すぐにかき消された。脳に伝わる前に‥‥‥
 

<第46章>

 僕は、帰ってきた。
 成果は、なし。
 かろうじて、下着とワンピースを買ってきた程度だ。
 そして地下室に行ってみると、真帆ちゃんは、パンツを真っ黄色に染めて、眠っていた。
 そして僕に気付いたらしく、こう言ってきた。
「おかえり。」
 

<第47章>

「‥‥‥おい、そのパンツ‥‥‥」
 真帆ちゃん、本当にインランになっちゃったなぁ。
「‥‥‥悪い?」
 でも、その声は脅えている。きっと、罰を恐れているのだろう。
「大丈夫。お仕置きは無い。」
「‥‥‥(ほっ)。」
 彼女から、安堵とも不満ともとれるため息が漏れた。
 でも彼女は、すぐに僕の荷物から、僕の買い物の目的を悟ってしまった。
「‥‥‥服、あった?」
‥‥‥ヤバい。見抜かれている。
「そりゃあ、こんな格好させるわよね。服が無いんだから。」
「‥‥‥。」
「あーあ。前の家の浴衣、着たいなぁ。」
「‥‥‥(!)。」
‥‥浴衣? ヤバい、興奮しそうだ。
「水着なんかも、あるんだけどなぁ‥‥‥」
「!!!!」
 うぅ‥‥本当に彼女の家に忍び込みたくなってきたぞ。
「ねぇ、いいコト教えたげる。」
「?」
「今、家、がら空きよ。」
「えっ!?」
「うちの両親、今日は会議の予定なの。絶対に抜けられないから、この非常事態でも出席してるわよ。」
「‥‥‥。」
「それに私、家のカギ持ってたわよね。」
「‥‥‥。」
「午後6時までは、絶対に安全よ。」
‥‥‥本当か?
 もしそれが本当なら、すごい収穫だ。
 なにしろ、彼女の服が、全部もらえるし、例の浴衣とかも‥‥‥
「信じられない?」
「‥‥‥もしも嘘だったら、君は餓死するぞ。地下室、隠すからな。」
「いいわよ。本当だから。」
「‥‥‥信じるぞ。」
「ご勝手に。」
 

<第48章>

 結局僕は、忍び込んでいた。
 ここは、彼女の家、山科邸。
 本当に、家は無人だった。
 幸い、お手伝いさんも見あたらないし、近所の人にも見つからなかった(というか、植え込みが多くて、隠れやすいのだ)。
 セコムしている様子も無い。
 で、僕は彼女の部屋に忍び込む。
 彼女の部屋は整理されていたので、服のありかは、すぐに分かった。
 浴衣、水着、普段着、下着、そして体操服、テニス服‥‥etc
 真帆ちゃん、感謝するよ。
 で、そのとき、机の上に、一冊のノートを見つけた。
 日記帳だった。
 僕はそれももらうと、盗ったものを全てカバンの中に入れ、去った。
(ついでに、アルバムももらっておいた。)
 

<第49章>

 僕は、無事に家に帰ることができた。
 たぶん、またニュースになるんだろうな‥‥‥
 でも、僕が真帆ちゃんにこの話をすると、真帆ちゃんは、こう言った。
「たぶん、ニュースにはならないと思うわ。」
「どうして?」
「だって、たぶん、あなたが忍び込んで服を取っていったことにすら気付かないと思うわ。」
「‥‥‥。」
「私、その日記帳、いつも机の上に置いていたわ。でも、読まれた形跡は無し。しかも、私が誘拐されてからも置きっぱなしだったワケでしょう?」
「‥‥‥。」
「絶対、私なんかには、感心が無いのよ。あの両親は。
 でなければ、あんな全寮制のトコなんか、入れさせないわよね?」
「‥‥‥。」
「ごめん、変な話しちゃった。
 いいわよ。浴衣プレイがしたいなら‥‥‥」
 

<第50章>

 彼女が浴衣を着る。
 でも、浴衣が、彼女の胸で、ちょっとはだけて見える。
「ムネ、気になる?」
 彼女は、完全に僕をからかっている。
「浴衣でオナニーさせるぞ。」
「あら、それも一興かも。」
‥‥‥ダメだ。
「あお向けに寝ろ。」
「‥‥こう?」
「‥‥‥おしりもいいな。」
「エッチ。」
「もう聞き飽きた。」
「人でなし。」
「‥‥奴隷の君に言われたくない。」
 そう言うと僕は、彼女の背後からのしかかった。
「‥‥背後位?」
「たまにはいいだろ。」
 そして‥‥

 僕は、浴衣姿のまま(パンツなし)、胸をまさぐりながら、背後位でセックスをした。
 

<真帆:16>

 ああ‥‥、いい。
 もう、胸を揉まれるのにも、慣れた。
 かえって気持ち良かったりする。
 妙に大きかった胸だが、こんなに重宝されるとは思わなかった。
 あっ、でも、もしかしたらこの胸のせいで誘拐された?
 でも、いいか。


[6日目]

<第51章>

 そして3日が過ぎた。
 水曜日の夜。
 今日も僕は、真帆ちゃんにのしかかっていた。
 今日は水着姿(スクール水着)だ。
「きゃあっ!」
 僕の手が、真帆ちゃんのあそこに伸びる。
「あ‥‥ん‥‥ん‥‥‥」
 真帆ちゃんの水着は、少しずつ濡れていく。
 染みがよく分かる。
 一方、真帆ちゃんは、もう、その染みが広がるのを楽しんでいる様子だ。
「んんっ‥‥‥もっと‥‥‥」
 彼女は、もう、僕の奴隷と化していた。
 フェラチオもしてくれるし、オナニーも見せてくれる。
 もっとも、彼女の毒舌は相変わらずだが。
 しかし、エッチのときだけは別だ。
 主導権は僕にある。
 

<第52章>

 あれから6日。もうすぐ一週間になる。
 昨日あたり、うちにも警官が来た。(「不審者を見なかったか?」程度のものだったが。もっとも、僕は毎日鏡で犯人の顔を見ている。)
 さて、真帆ちゃんは、もうぐったりとしていた。
 報道では、もう生存の可能性は薄そうな見方だった。
 大丈夫。真帆ちゃんは、うちで、とても楽しく暮らしています。
 そう、とても楽しく、淫らに‥‥‥


[7日目]

<第53章>

 木曜日の朝、僕は今日も学校に行こうとした。
 が、そのとき、とんでもないニュースが、TVのブラウン管に映った。
「住宅地で火災。3名死亡。」
 しかも、そこに映っていたのは‥‥‥真帆ちゃんの両親の顔だった。
 

<第54章>

「火災があったのは、有名企業を経営している、山科さん宅です。
 昨日深夜3時頃、1階台所より出火し、寝室で寝ていた○○さんと妻の△△さん。そして、その日偶然泊まり込みに来ていた、役員の◇◇さんを焼き、しかも家を全焼させました。原因は、てんぷら油の不始末と見られています。
 火は、現在は鎮火しています。
 なお、この山科さん宅では、ちょうど一週間前、長女の真帆ちゃんが誘拐されており‥‥‥

 僕は、急いで地下室に走り、別のチャンネルでもやっていた、この事件を見せた。
「‥‥‥‥‥‥。」
 真帆ちゃんは、沈黙した。
 しかし、ここで彼女は、とんでもない提案をした。
「今、私が『家出してた』って言って、警察へ行ったら、あなたの罪、消えるわよ。」
「‥‥‥‥。」
「私、他に親戚いないし、なんなら、引取先をここにすれば、問題ないわよ。」
「‥‥‥‥。」
「それに‥‥‥遺産、入るわよ。」


[3年後]

<第55章>

 その3年後、2人は、結婚した。
 その後、真帆ちゃんは家出していたことになり、あっさりと誘拐説は消えた。
 真帆ちゃんに親戚は無く、結局、うちで堂々と暮らすことになった。
 その後、会社の方から「社長候補」にならないかとも言われたが、真帆ちゃんは、はっきりと断った。
 以後、真帆ちゃんは、「跡取り娘」なんかじゃ無くなった。「普通の女の子」になったのだ。(ただ、かなりのインランだが。)
 今となっては、真帆ちゃんは自由にうちで暮らしている。
 さすがに僕も、牢屋の中に入れっぱなしなのは可哀想になってきたし、しかも、もう僕に罪はないんだから、わざわざ隠す必要も無い。
 それに、絶対に真帆ちゃんは逃げないという保障があるのだ。
 そして、現在。
「ミツル、ごはんができたわよ。」
「うん、今、行く。」
 僕はと言うと、高校を卒業し、マンガ家として暮らしている。
 なにしろ、うちには、もともと地下にあった埋蔵金と、真帆ちゃんの遺産があるのだ。(幸いにも、金庫の中身は無事だったらしい。)
 その額を合わせると、ほとんど一生、食いつなげる額になる。(90億+110億、だ。)
 真帆ちゃんは今、元気に、デザイン関係の専門学校に通っている。
 もともと成績の良かった彼女は、そういう所にも、簡単に入学できたのだった。
 

<真帆:17>

 私は今、夢のような生活を送っている。
 優しい主人(変な趣味持ってるけど、ネはやさしいのよ)と一緒に暮らし、しかも、夢だったデザイナーへの道も開けつつある。
 3年前の、「会社のため」の生活とは、大違いだ。(その頃、もうデザイナーの夢は、閉ざされたようなものだった。)
 もし、彼に誘拐されていなかったら、私は、火災で焼け死んでいたか、もしくは火災など起こらずに、全寮制の有名私立女子校に入れられていたかもしれない。
 そして何よりも、今の生活には、「愛情」があった。
 彼の愛情。(変態性欲も混ざってるけど。)
 そして私は、もう1つの喜びも知っている。
 性。
 当然彼は、ほぼ毎日それを満たしてくれる。
 私は、今、とっても楽しい。
 そして‥‥‥


[あれから20年後]

<エピローグ>真帆

 彼は漫画家として、ある程度成功し、私も立派なデザイナーとして活躍している。
 テレビにだって、何回も出演している。
 私は今、3人の子どもを持ち、幸せに暮らしている。
 全員女の子。
 きっとみんな、可愛くって、淫らな娘になるのだろうか。
 私は、最近長女が、何やら1人で楽しんでいるのを知っている。
 次女はと言うと、あの歳(15歳)で彼氏まで持っている。(帰りが遅い所を見ると、楽しませてもらっているのだろうか?)
 3女は、まだ、その年頃ではないけど、逆に、なんだかすごい文章力を持っちゃったようで、雑誌に小説なんかを投稿している。
 そして私も、まだまだ元気だ。
「ねえ、ミツル、久しぶりに、しよう?」(当然、私のデザインした服で。)
「よし、きた。」

 今日は、久しぶりに、あの地下室でしようかな‥‥‥(子供たちは知らないけど、ね。)

HAPPY END


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