流行について(言葉遊び) <2001年7月21日執筆>
僕の知っている人に、こんな人がいる。「嫌いな歌手:浜崎あゆみ、aiko、etc…」
このように、流行を嫌う人というのは、たしかに存在する。
流行に振り回されるのを嫌い、「社会現象」というまでに有名になってしまった歌手を、無闇に嫌いになってしまう人である。
たしかに、流行に操られることは、あまり良いこととはいえない。
しかし、僕はここに記す。「流行を嫌う人は、逆の意味でミーハーである。」と。
流行を嫌っているのにミーハーとはどういう事か。
要はその人は、「流行に従って、嫌いな歌手を決めている」という風には考えられないだろうか?
世間が浜崎あゆみを推せばその人は浜崎あゆみを嫌いになり、世間がモーニング娘を推せば、その人はモー娘を嫌いになる。
つまり、その人は流行にひどく振り回されているのである。そして、流行に振り回されている人のことを、世間ではミーハーと呼ぶ。
よって、流行を嫌う人は、かなりのミーハーであるといえる。それも、流行を嫌えば嫌うほど、ミーハー度は増していく。
‥‥もっとも、これは単なる机上の言葉遊びなので、あまり本気になさらぬよう‥‥‥
ところで、この「流行」については、もう1つ面白い皮肉がある。
トップページの「今日の一言」にも書いたことがあるが、
「流行のものを否定して、自分は流行にのっていないと思うのは勝手だが、そういう人が大量にいる時点で、それは既に流行である。」
という迷言である。
現在、流行の物を否定することが、一部の間では流行となっている。その流行に乗っている「流行の物を否定する人」は、
どう考えても「流行に乗っていない人」とは言えないだろう‥‥‥こっちの理論は、少しややこしかったかも。
ちなみに、正しい姿は、もちろんこれであろう。「自分の好きな物は、自分で決める!」
何かの漫画で、「好きなゲームは、自分で選べ」という台詞があったような気がするが、要は頼るべきは自分の感性のみ。
自分の感性に従って選んだものが、たとえ「流行」のものであっても、もしくは
自分の感性に従って選んだものが、たとえ「マイナー」なものであっても、
それは自分で決めたものだから、躊躇わず好きになるべし!
間違っても、流行のみで好きになったり嫌いになったりするべからず!!!
‥‥‥なんだか妙に熱くなってしまったが、これはあくまで言葉遊びで出た結論なので、あまりアテにならないかも‥‥‥
それでは。