クロウカード大辞典

<最高位カード>

「光」Light

 ケルベロス配下の第1カード。じつは最初から、さくらの心の中に棲んでいた。
 さくらが「闇」に呑まれた際に気付かれ、封印される。
 さくらカード編では、エリオルの闇を晴らすために使用された。

「闇」Dark

 ユエ配下の第1カード。劇「眠れる森の美女」の際に発動し、さくらを闇に呑み込んだ。
「光」によって封印される。原作では、いちばん最後に使用された。

<4大元素カード>

「火」Fiery

 4大元素カードのうちの1つ。その名の通り、炎を操る攻撃カード。
 気性が荒く、アニメ版では、遊園地を火の海にしてしまった。

「水」Watery

 4大元素カードのうちの1つ。攻撃カードで、気が荒い。
 アニメ版、原作ともに登場。そのどちらにおいても、冷凍庫で凍らせて封印している。

「風」Windy

 4大元素カードの1つ。さくらがこのカードを誤って使ってしまったため、カードは町中に散らばったのだった。
 おもに、相手を風で動けなくしたりするのに使う。
 性格はいたっておとなしく、原作では「自分から本の中に入ってくれた」らしい。

「地」Earthy

 4大元素カードの1つ。原作、アニメ版ともに、最後のカードとして登場する。
 その力は強大で、地割れを起こしたりする力を持っている。
「樹」のカードで縛り付けることによって封印した。

<植物系のカード>

「樹」Wood

 樹木を操るカード。普段はおとなしいカードだが、アニメ版では「雨」によって成長してしまい、危うくさくらの家を壊しかけた。

「花」Frower

 友枝小学校の運動会の際、運動場を花で埋めてしまった、はた迷惑なカード。綺麗なお姉さんである。
 封印されてからは、ほとんど撫子の花を出すために使われていたような気がする。

<移動用のカード>

「翔」Fry

 杖の先に羽根を生やし、飛ぶためのカード。しかし、さくらカードになってからは、背中に羽根を生やすことができるようになった。
 使用回数No.1のカードである。

「浮」Froat

 アニメ版オリジナルカード。これを使うと身体が浮き、水の上や雪の上を歩くことができる。
「さくらとケロの大ゲンカ」の回で登場し、あかねちゃんを空に浮かせてしまった。

「移」Move

 アニメ版オリジナル。このカードを使うと瞬間移動ができる。が、その移動力は乏しく、実用にも向かない。
 夏休みの宿題の回で、「仔豚物語」を勝手に移動させた。

「抜」Through

 さくらが春休みに封印したとされているカード。その封印過程は明らかにされていない。
「通り抜けフープ」みたいに、カベをすり抜けることができる。すり抜けられるカベの厚さは、魔力に比例する。

<気象を操るカード>

「雨」Rain

 文字通り、雨を降らせるカード。アニメ版のオリジナルカードである。
 普段はおとなしい「樹」を成長させ、さくらの家を壊しかけた。

「霧」Mist

 アニメ版オリジナル。なんでも腐らせてしまうカード。
 星條高校の「シンデレラ」の劇に出現し、劇をめちゃくちゃにした。

「雷」Thunder

 雷を発生させるカード。原作では、いともあっさりと封印されている。
 しかしアニメ版ではさくらを手こずらせた。

「嵐」Storm

 アニメ版オリジナルカード。文字通り、嵐を起こすカードである。
 第15話の冒頭に少し出てきただけで、あっさりと李君の活躍によって封印されてしまう。
 しかし、このエピソードが、のちの大ゲンカの原因となってしまった。

「凍」Freeze

 アニメ版オリジナルのカード。
 ただでさえ寒いスケートリンクに出現し、生徒をつぎつぎと氷漬けにした。
 さくらカード編では、ペンギン大王を凍らせるために使用している。

「雪」Snow

 アニメ版オリジナルカード。
 友枝町を雪で埋めてしまったという、とんでもないカードである。
 しかし、吹雪で雪兎さんの腕時計を吹き飛ばしてしまったため、さくらは激怒。
 それが敗因となり、あえなく封印されてしまう。女の子を怒らせてはいけません。

「雲」Croud

 アニメ版オリジナル。姿は「雨」に似ている。
 雲を操るカードらしいが、あいにくこのカードについての資料が無いので、詳しいことは書けない。

「波」Wave

 さくらが春休みの間に封印したとされているカード。その封印過程は明らかになっていない。
 波を操るカードで、波を起こしたりできるらしい。

<時を操るカード>

「時」Time

 アニメ版オリジナル。このカードが勝手に時を戻してしまったため、さくらたちは笛のテストを3回も受けるハメになってしまった。
 李君が「符」を使って封印したため、カードは李君のものとなった。
 このカードを使うことによって、時を止めることができるが、使用にはかなりの魔力を必要とする。

「戻」Return

 過去に戻るためのカード。アニメ版オリジナル。
 このカードを使うことにより、過去に戻ることができるが、非常に多くの魔力を消費する。
 さくらはこのカードによって、観月先生の過去とクロウ=リードの過去を知ることができた。

<創造・消去のカード>

「創」Create

 アニメ版オリジナル。本の形をしていて、この本に書かれたものは実体化する。
 奈緒子ちゃんがこの本にドラゴンを描いてしまったため、とんでもない事になってしまった。

「消」Erase

 物や記憶を消し去ってしまうカード。クロウカードの中では、いちばん恐ろしいカードである。
 ひつじ注意報の回で、空から降ってきた羊さんを消し去るために使用された。

「迷」Maze

 迷路を創造するカード。月峰神社で登場し、さくらたちを迷路の中に閉じ込めてしまった。
 さくらは「翔」で飛び越えよう試みたが、失敗。アニメ版では「剣」で切り裂くこともやってみたが、これも効果が無かった。
 原作では2次元の平面迷路だったが、アニメ版では3次元の立体迷路に変形した。

 結局は、観月先生が「鈴」で迷路を破壊して脱出。そして封印された。

「双」Twin

 物や人を、勝手に2つにしてしまうカード。
 李君の家や、偉望(ウェイ)まで2人にしてしまった。
 封印には2匹を同時に攻撃せねばならず、さくらは苦戦したが、李君と苺鈴の息のあった攻撃によって、なんとか封印された。

<心を操るカード>

「幻」Illusion

 他人に「幻」を見せるカード。さくらにお母さんの幻を見せ、さくらを苦しめた。

「夢」Dream

 人に夢を見せるカード。東京タワーに入ったさくらに、最後の審判の予知夢を見せた。
 アニメ版オリジナルのカード。

「眠」Sleep

 アニメ版オリジナルカード。文字通り、人々を眠らせるカードである。
 藤隆さんの大学に出現し、研究室の学生たちを眠らせてしまったことがある。
 基本的に、まわりに人がいてカードの封印ができないときに重宝されている。

「秤」Libra

 天秤の形をしたカードで、その者がウソをついているかどうか調べることができるらしい。
 さくらが春休みに封印したとされているが、その詳しい封印過程は、明らかにされていない。
 また、実際に使われることも無かった。(「パニック自転車」の際に、まとめて変えられてしまった。)

<肉体に関するカード>

「跳」Jump

 このカードを使うと、跳躍力が高まり、より高くジャンプできるようになる。
 好戦的なカードで、封印の際は巨大化して襲ってきた。しかし頭が悪く、あっさりと封印されてしまう。

「力」Power

 使用者の筋力をパワーアップするためのカード。なぜかさくらは、このカードを使うことをいやがる。
 綱引き対決で勝つことによって封印したが、じつは勝てたのは、李君が『時』のカードを使ったため。にも関わらず、カードはさくらのものとなった。
 アニメ版オリジナルのカードである。

「闘」Fight

 アニメ版オリジナルカード。このカードを使った者は、誰でも武道の達人になれる。
 苺鈴がこのカードに武術で挑んだが、わずかの差で負けてしまう。
 最終的には、『力』のカードでドーピングしたさくらによって封印された。

「駆」Dash

 アニメ版オリジナルカード。このカードを使うと、足が速くなる。
 当時スランプに悩んでいた陸上ランナー、立花 玲にケガをしている所を拾われ、その日から玲の記録は伸び続ける。
 封印しようか迷い続けたさくらだったが、ついに封印。その後玲は、見事1位を勝ち取った。
 
 さくらカード編では、意味もなく使われてしまったため、ダッシュは暴走。桃矢さんの自転車に乗り移って暴れ出す。

「替」Chenge

 お互いの身体を入れ替えてしまうカード。このカードのお陰で、小狼とケルベロスの身体が入れ替わってしまい、2人は大変な目に遭った。
 ちなみに元に戻すには、その2人がガッチリと抱き合った状態で、カードを使わなければならない。アニメ版オリジナル。

「小」Little

 身体を小さくしてしまうカード。このカードのお陰で、さくらはひどい目に遭ってしまった。アニメ版オリジナルのカードである。

「大」Big

 身体を巨大化させてしまうカード。勝手に猫を巨大化させたりしたが、カード自体は物静かで綺麗な精霊さんである。
 さくらは、このカードを使うことを、非常に嫌がっている。これもアニメ版オリジナルカード。

<武器となるカード>

「剣」Sword

 このカードを使うと、誰でも剣の達人になれるカード。基本的に、使用者が望めば、何でも斬れる。思えば恐ろしいカードである。
 利佳ちゃんに乗り移って攻撃してきた。

「撃」Shot

 アニメ版オリジナルカード。「撃つ」「狙う」などの言葉に反応してその相手を撃つという、なんともアブないカードである。
 苺鈴が「小狼のハートを狙い撃ち!」なんて言ってしまったため、大変なことになった。

「矢」Arrow

 映画版にて登場したカード。香港に現れたらしいが、あいにく映画を見ていないため、詳しいことは書けない。
 誠に申し訳ございません。

<守護のカード>

「盾」Sheeld

 このカードを使うと、誰かを守ることができる。知世ちゃんの大事なものにとりつき、箱が開かないようにしたことがある。
 が、『剣』のカードによって封印された。ちなみに知世ちゃんの大事にしていたものとは、「さくらちゃんにもらった消しゴム」。

「錠」Lock

 アニメ版オリジナルカード。南京錠の形をしていて、建物や部屋に鍵をかけてしまうカードである。
 この鍵をこじ開けることは、ほとんど不可能であり、「封印の鍵」を使うことによってのみ、開けることができる。

<光・闇属性のカード>(最高位カードを除く)

「灯」Glow

 まるで蛍のような灯りを降らせるカードである。月峰神社に登場し、さくらと雪兎を、いい雰囲気にした。

「影」Shadow

 影を操るカード。その影で攻撃、封印などができる。人の影を探り当てることもできる。
 原作では、『雷』のカードでこれを封印したが、アニメ版では、このカードで『雷』を封印している。
 友枝小学校に出現し、机やイスを滅茶苦茶にした。
 素早さにおいては、クロウカードの中でも1・2を争うほどの素早さである。

<「音」関係のカード>

「歌」Song

 アニメ版オリジナル。他人の歌を勝手にコピーして歌うカードである。
 知世ちゃんの歌を勝手にコピーして夜中の学校で歌ったので、幽霊騒ぎとなってしまった。

「声」Voice

 アニメ版オリジナルカード。こちらは、他人の声を奪ってしまうカードである。
 知世ちゃんの声を奪い、いちどは逃走したが、『歌』のカードを使うことによっておびき寄せ、ようやく封印することができた。

「静」Silent

 アニメ版オリジナル。うるさいのが嫌いで、騒がしい人を遠くに追いやってしまう作用がある。
 美術館に出現し、優希の父の絵にひそんでいた。

<その他のカード>

「鏡」Mirror

 このカードは、使用者そっくりの姿に変身することができる。たいていは、パーマンの「コピーロボット」的な使い方をされているが、本当に鏡を召還して、『撃(ショット)』の攻撃を跳ね返したりもできる。
 第3巻で、勝手にさくらの姿になって、お店の商品をぐちゃぐちゃにし、果てには桃矢さんをガケから突き落とした。
 しかし後に、桃矢さんに好意を持つようになる。なお、第61話以降は、桃矢さんがくれたリボンを頭につけている。

「甘」Sweet

 アニメ版オリジナル。なんでもかんでも甘くしてしまう。
 小さい妖精のような姿で、すばしっこい。が、塩が苦手で、封印の時も塩をかけて封印した。

「泡」Bubble

 さくらが春休みの間に封印したとされているカード。その封印過程は不明。
 ただ、ひたすらケルベロスを洗うためだけに創られたカードで、いちどケルベロスが元の姿に戻れなくなった時も、このカードで洗っていた。

「輪」Loop

 アニメ版オリジナル。勝手に空間をねじ曲げてしまう。
 マラソン大会の際に現れ、勝手にコースをくっつけた。
『剣』でつなぎ目を斬ることによって封印した。

「砂」Sand

 砂を操るカード。アニメ版オリジナルである。
 この回を見逃してしまったため、あいにく詳しいことは書けない。すみません。


インデックスを表示大辞典を閉じる