JR小浜線旅行記
1.小浜線旅行計画

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9月21日、夜。

 いつの間にか、時は9月の下旬。
 長かった夏休みも29日で終わり。30日から再び大学が始まります。

 しかし、せっかくの夏休みにも関わらず、していた事と言えばバイトorゲーム・ネット。
 旅行らしい旅行と言えば、お盆に家族で石川県に行って来た程度です。
 高校の合宿は住宅地でしたし、大学の琵琶湖合宿は、会社説明会と重なって、あえなく不参加。
 夏休みだというのに、これではいけません。

 さて、先ほど文芸合宿に参加できなかったと書きましたが、ここで文芸合宿で使うはずだった予算が、3万円ほど余りました。
 もちろん、メモリ増設に使ったりしても良いのですが、もう1つ、かねてよりしたい事がありました。

 一人旅。

 もちろん、交通手段は電車です。
 

行き先はどこにするか。

 で、鉄道好きの私としては、是非とも乗ってみたいのが山陰本線と北陸本線。
 特に山陰本線は景色が良さそうなので、だいぶ前から乗りたいと思っていました。
 しかし、どっちも遠いので、お金も時間もかかります。初心者の私には、まだ泊まるという選択肢はありませんでしたし、
 何よりもこの前デジカメを買ったので、そんなにお金を使えません。

 というわけで、比較的近いローカル線を考えてみました。
 まず日本海が見たいので、和歌山方面は却下です。

 で、地図を見ていて目に付いたのが、北陸本線と山陰本線の間を走る路線、小浜線でした。
 本当は山陰本線(鳥取)とどっちにしようか、いくつかの理由で、今回は小浜線を選びました。

 まず1つは、もうすぐ小浜線が電化されてしまうこと。
 小浜線は、もともと電化されていないので、今はディーゼル車両が走っています。
 しかし現在、小浜線では電化工事が進行中(正確にはもう殆ど終わっている)で、2003年春には、現在の汽車にかわって
 電車(おそらく113系)が走ることになります。
 つまり、小浜線を汽車で走れるのは、今だけ。これが1つ目の理由です。

 2つ目の理由というのが湖西線で、現在、永原−近江塩津間(もしくは長浜−木之本間)には、デッドセクションというものがあります。
 現在、関西の路線は直流電源を使っているのに対し、北陸本線では交流電源を使っています。その境目が、先程述べた永原−近江塩津間
 にあり、それをデッドセクションと呼ぶのです。
 噂では、ここを通過するとき、車内灯が消えたりエンジンの音が変わるなど、車内に微妙な変化があるそうです。

 そんな珍しいもの、是非ともこの目で確認したい! と言いたいところなのですが、こちらも2005年までに工事が行われ、
 工事が終わると、なんとこのデッドセクションが無くなってしまうのです。(正確には、デッドセクションの位置が敦賀に移動するだけ。)

 半年後、春休みにまた一人旅をするつもりですが、その頃には、もうデッドセクションは見れなくなっているかもしれません。
 そして、おそらくその頃には、小浜線から汽車の姿は消えているでしょう。

 というわけで、目的地は小浜に決まりました。
 

旅行計画

 そこで、JR西日本のサイトを確認。
 JRには便利なサイトがあって、ズバリ「JRおでかけネット」。
 駅すぱあとが無くても、出発地と目的地などを入力するだけで経路が分かります。

 そこではじき出された経路が、以下の通り。

9:12 大阪
特急雷鳥9号に乗車
京都・山科から湖西線へ
10:32
10:44
敦賀で小浜線に乗り換え
JR小浜線
11:50 小浜到着

小浜市観光

14:13 小浜
JR小浜線
14:59
15:09
東舞鶴で舞鶴線に乗り換え
特急リレー号
15:35
15:48
綾部で山陰本線に乗り換え
特急きのさき8号
16:54
17:01
京都で新快速に乗り換え
JR東海道線新快速
17:29 大阪到着

 特急は全て自由席なので、予算は約一万円。
 本当は、福知山線経由で大阪に帰りたかったのですが、都合のいい列車がなく、断念しました。


A. 2.特急雷鳥−なかもず〜山科−へ進む

B. 電車の話はもういいから、さっさと5.小浜市観光へ飛ぶ

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2002.09.28 TCT