オタク論 〜2001年6月2日の日記より〜

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6月2日(土) コメットさん☆放送12時間前 −副題:オタク論− 21時04分
 ‥‥こんな表題の日記を書いていることに、ためらいを感じる。
 これを某あの人が見たらどう思うのやら。「萌える」ことを高校のクラブで覚えてしまって以来
(とは言っても、全てあの部のせいだと言うわけではないが)、色んなものに萌えてしまった。
 たしか最初は‥‥ネクストキングのカモミール嬢だっただろうか?
 もともとキャラへの感情移入率が高い性格が災いして、「お気に入り」のキャラには、さらに
 感情移入してしまい、やがてそれは「萌え」となり、○○クまがいのものになる。
 
 ちなみに巷では「オ○ク」の3文字で括られている種族だが、全て1つに括ってしまうのは
 少し正しくない。あれにも種類があるのである。(私見だが。)
 ‥‥おジャ魔女を例に取ってみよう。
 まず第1に、ただのアニメ愛好者。ただ単に「おジャ魔女」が好きだから見ているという人である。
 当然、お話というのは続くものであり、先が気になるものでもある。だから、いちど見て、
「あっ、これいいな。」と思って毎週見るのは、決してオタクとは言えない。というか、
 そう呼ぶことさえためらわれる。
 
 次に第2段階。半ば感情移入してしまい、そのお話に関しては隅から隅まで知っているという
 人である。これはどちらかといえば、「マニア」の部類であろう。「マニア」という言葉はオタクと
 いう言葉よりもマイナスイメージが少ない。つまり、まだマシな範囲だということである。
 人によっては、「どこがアカンの?」という見方さえできるだろう。
 
 第3段階。キャラクターに感情移入し、「何度見ても飽きない」状態になってしまった人。
 これはオタクの第一歩である。なぜなら、お話に惚れたのならまだしも、「キャラクター」に
 惚れたからである。この段階まで来ると、毎週の放送で、例えば「はづきっち」を見ただけで
 心がときめく。人によってはドキドキさえする。いわば「萌え」の状態である。
 しかし、これなどまだ軽いほうである。
 
 第4段階。毎週の放送では飽き足らず、それに関する書物を残らず集めはじめる。
 設定資料集や原画集はもちろん、度が進むとポスターやストラップ、マウスパッドも集めはじめる。
 ちなみに高校のコン研は、この段階の人が約3分の1を占めている。
 
 第5段階。僕は最近まで、これが最終段階だと思っていた。
 つまり、「ぬりえ」「子供向けパズル」という、子供向け商品も集めはじめる。
 度が進むと、部屋にポスターを貼ったりする。当然、それに関する商品は、たとえそれが
 幼児向けであろうと、レア物であろうと、投資する。そして極めつけは、それを身に付ける。
 さらに方向を間違えた者は、人気投票で連続投票をする事さえ厭わない。そしてさらに
 道を踏み外してしまうと‥‥
 
 第6段階。おそらくこの先は無いであろう。ある者は犯罪に奔り、ある者は
こんなものを買ったり
 する。別に悪いとは言うまい。3次元相手でも、似たような事をする人は居るであろう。
 例えば、広末涼子で人生を誤った人だって、居ると聞く。その対象が2次元に向いただけで
 ある。(‥‥って、それが一番ヤバいんだっつーの。)
 
 ‥‥‥もはやこれは日記とは呼ぶまい。
 今の僕のコメットさんに対する度合いは、一応第3段階かな‥‥‥
 ‥‥って、かつてのさくらの時は、第4段階の途中まで行っただけに、心配ではある。
 ちなみにこれは、あくまで私論なので、真理をぴたりと言い当てているわけではありません。
 でも、無理矢理分類分けすれば、おそらくこんな感じになるであろう。‥‥ってことで、それでは。

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