裏論文。

最終更新日：2005年08月24日

　ここは、社会に対して感じたことを、適当に書いていく場所です。
　素で問題発言とかするかもしれませんが、ここはそういう場所ということで･････ご容赦願います。

＜８月２２日＞　※車内での携帯電話の使用は、できるだけ控えましょう。仕事の電話は仕方ないけど。

　ＪＲ西日本では、「欽ちゃんのマナートーク」と題して、萩本欽一が、とある乗車マナーの広告に出ている。
　それは、萩本欽一と、その娘役の人がこういう会話をしている広告である。

娘「ねえねえ、お父さん。映画館でケイタイ使う人って、いないよね。なのに、どうして電車の中では、みんな使うのかなぁ？」

欽「そうだねぇ。映画館も電車の中も、みんなが過ごす場所。同じなんだけどねぇ････。」

　要は、映画館で携帯電話を使わないのと同じように、車内での携帯電話の使用も控えろ、というポスターである。
　しかしこのポスター。実は論理学的におかしい。
　確かに、映画館でケイタイを使う人は、そんなに居ないかもしれない。
　しかし、映画館と電車の中を比べるのは、根本的に間違っているのである。

　第一、映画館と電車の中を比べる根拠がない。
　映画館と電車の中を比べても良いのなら、一般道路と電車の中を比べても良いはずである。
　例えば、こんなポスターが作れないだろうか？

娘「ねえねえ、お父さん。道ばたでケイタイ使っても何も言われないよね。なのに、どうして電車の中では、ダメなのかなぁ？」

欽「そうだねぇ。道ばたも電車の中も、みんなが使う場所。同じなんだけどねぇ････。」

　当然、これは軽いジョークである。いくら道ばたでのケイタイ使用が許されていても、迷惑なのに変わりは無い。
　僕はただ、このポスターの論理学的欠陥を指摘したに過ぎない。誤解の無いようにお願いします。

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